きのう、山梨県甲府にある山梨県立文学館に行ってきました。隣に美術館もあり立派な建物で、文学館の入り口の前に噴水もありとても綺麗でした。ちょうど行った時にその噴水に虹がかかっているのが見え、カメラに撮ってみましたが、虹は写らなかったようです。
たまたまこの日は山梨県民の日ということで無料で入館させてもらい、すまないなあと思いながら館内に入りました。
今回は樋口一葉の父母や周りの人に焦点をあてて詳しく展示してありました。
『たけくらべ』の原稿の実物も展示されていました。「これがあの・・・」と思うと、とても感動しました。一葉の小説は、文庫本にしてしまうと薄い本ですが、原稿用紙に筆で書かれたその原稿本は厚みのあるどっしりとしたものでした。
その他、一葉さんのお兄さんである虎之助が絵付けしたというお皿なども展示してあり、とても興味深かったです。
又、一葉さんの文学碑が、甲府の塩山市、慈雲寺にあるというのもここではじめて知りました。
その他、久佐賀義孝や一葉の文学に多大な影響を与えた半井桃水のお墓が駒込にある、ということもはじめて知り、私が学んだ学校も駒込にあったので、なんだか不思議なご縁を感じたものでした。
この文学館では、二編目から、一葉が「武さし野」というタイトルを書いたという武蔵野の本のセットの復刻版というものも販売していましたが、5万円といういいお値段なので、さすがに買うことはできませんでした。今度お金をためて買いに来たいなあと思いました。
ここから30分くらいで絶景のビューポイント昇仙峡に行けるというので、行ってみました。陽が暮れかかっていたので時間との戦いで「走れメロス」状態でしたが、切り立った岩山にゴーゴーと音を立てて流れ落ちる豪快な昇仙峡の滝や、真っ赤に燃えたような紅葉を、日の落ちる前ぎりぎりで見ることができ素晴らしい一日でした
昇仙峡の写真